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ガラス熔解工学 増補版 ― 熔解現象の内的連関を識る―

著者 織田 健嗣
発行 ガラス技術研究所

¥5,060

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【本書の内容】

 ガラスは未知なるモノ(Glass―the unknown)である

 人工ガラスは3千年以上前から製造されてきたが、未だその可能性は汲みつくされていない。その全体像に少しでも近づくため、本書では「ガラス熔解工学」として数学的に定式化し、普遍的な原理を提示した。

【ガラスの熔解に特化しその現象を工学的に記すこと】
【メーカーや技術者が、シミュレーションと事象との乖離に苦慮しつつ、各々工夫してきた知識を集約し、共有知とすること】が本書の目標である。今回の増補版では、初版発行後に得られた知見を加え、情報のアップデートを企図した。

特徴
1.ガラスメーカーにおける製造や技術開発の経験に基づき、
  初学者のニーズに応える
2.世界の熔解プロセス研究の動向を踏まえる
3.数値モデルによる熔解現象の定量化のヒントを与える

【本書の目次】

自序
◆第 1 章 緒論
第 1 節 原料、化学成分と酸化物
第 2 節 ガラスの種類と分光特性
第 3 節 ガラス槽窯
第 4 節 熔解のプロセス
第 5 節 槽窯の性能評価
第 6 節 操窯
第 7 節 液体モデル試験
第 8 節 数値シミュレーション

◆第 2 章 原料の熔融
第 1 節 原料山の挙動
第 2 節 原料、組成及び発生ガス
第 3 節 原料の反応
第 4 節 融解
第 5 節 原料熔融の数学モデル
第 6 節 原料の性状と物性
第 7 節 原料熔融中の分解ガス分の移動
第 8 節 組成設計

◆第 3 章 素地の熱対流
第 1 節 擬似停留の近似
第 2 節 熱対流の発生機構
第 3 節 素地の熱対流の特徴
第 4 節 素地流れの数学モデル
第 5 節 熱対流の数値シミュレーション
第 6 節 電気熔融
第 7 節 ジュール発熱の数学モデル

◆第 4 章 酸化還元と清澄
第 1 節 酸化還元
第 2 節 鉄の酸化還元
第 3 節 酸化還元の数学モデルとシミュレーション
第 4 節 清澄
第 5 節 硫酸塩清澄
第 6 節 清澄反応の数学モデルとシミュレーション
第 7 節 脱ガスのプロセス
第 8 節 重金属に関する留意事項

◆第 5 章 気泡
第 1 節 気泡の種類と要求仕様
第 2 節 気泡の製板への影響
第 3 節 気泡出現の特徴
第 4 節 気泡の輸送と挙動
第 5 節 気泡ガス成分と発生源
第 6 節 炉材発泡
第 7 節 巻き込み泡
第 8 節 再沸泡
第 9 節 気泡数密度の統計的性質
第 10 節 泡層

◆第 6 章 撹拌と均質化
第 1 節 原料中のミクロ混合
第 2 節 不均質
第 3 節 バブラー
第 4 節 スターラー
第 5 節 撹拌の数値シミュレー-ション
第 6 節 撹拌効率
第 7 節 均質化の機構と評価
第 8 節 2 段熔解による均質化

◆第 7 章 燃焼と揮散
第 1 節 燃料
第 2 節 燃焼火炎
第 3 節 輻射伝熱
第 4 節 蓄熱
第 5 節 換熱式ガラス槽窯
第 6 節 火炎の流体モデル実験
第 7 節 燃焼の数値シミュレーション
第 8 節 揮散

参考資料
結言

【著者略歴】

織田 健嗣 (おだ・けんじ)


昭和25(1950)年 福岡県 生

1974年 京都大学工学部 数理工学科卒

2009年 横浜国立大学院 博士課程後期修了(工博)

1974-2016年 ガラスメーカー 勤務

1994-96年 一社)日本硝子製品工業会 ガラスプロセス研究会シミュレーション分科会運営

2012-14年 一財) エネルギー総合工学研究所 集光型太陽熱技術研究会会長

2013-14年 国際電気標準会議(IEC) - TC117 - JWG2C(日本 反射鏡部会)主査

2017年-. ガラス技術研究所 起業。政府・事業者の委託研究の評価、政策提言、専門情報の調査分析、ガラス業界団体の活動促進、ガラス製造技術のコンサルティング、「環境化学工学」・「化学技術者の倫理」の講義、「ガラス槽窯のシミュレーション」の研修、数学モデルの研究・応用、等。

所属学会:公社法)日本セラミックス協会 ガラス部会 放射性廃棄物分科会

著作;共著『ガラス工学ハンドブック』(朝倉書店, 1999年)。他に特許, 論文, 解説記事。

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