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民話の森叢書7 資本主義をつくる―ある韓国コングロマリットの社会的文化的創成

ロジャー・ジャネリ(著)
任敦姫(協力)
中西康貴(翻訳)
笹本弘一(翻訳)
樋口淳(解説)

発行:民話の森
販売:国際文献社

ISBN:978-4-910603-34-6
C0039 四六判 484ページ

¥2,420

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本書の内容

原著: Making Capitalism: The Social and Cultural Construction of a South Korean Conglomerate (Stanford University Press,1993) の邦訳

【こんな方におすすめ】
●人類学・民俗学研究者
●ビジネス (マネジメント) 研究者
●韓国の社会・文化研究者
●組織エスノグラフィー研究者
●社会学者


人類学者ロジャー・ジャネリが1987年から1年間、韓国トップの財閥企業で行ったフィールド・ワークの記録です。1988年に後継者となった当企業の次期会長が1993年に「フランクフルト宣言」を行い、一挙五百人の大卒女子を採用、本社を移転し大躍進を遂げたことは、よく知られています。本書は、その夜明け前の克明な記録です。

目次

謝辞
はじめに
1.方法論としての弁証法
2.記述することのジレンマ

第1章 韓国文化の表象
1.産業化以前の韓国文化
 父と息子
 リネージ
 村
2.現代の社会制度と都市化
 学校
 軍隊
 都市生活

第2章 韓国政治経済の表象 
1.政治経済論争
 市場(マーケット)
 国家(政府)
2.国際秩序
 日本の植民地体制
 戦後体制
3.韓国ナショナリズムの高まり
4.財閥に対する中流階級の認識

第3章 ブルジョアジーとそのイデオロギー 
1.一般大衆
2.経営イデオロギー
 ナショナリズム
 人の和(ハーモニー)
3.そのほかのイデオロギー的テーマ
  技術革新
 道徳(モラル)の価値

第4章 トップからの支配 
1.財務管理
 財務諸表
 理事会(取締役会)
 株主総会
 財務と内部統制
2.人事管理
 新入社員の採用
 新入社員の研修
 基準となる職階と昇進
 給与
 解雇、配置転換、そして辞職

第5章 中間での支配
1.毎週の部課長会
2.日常のコントロール
 支配の象徴的再生産
3.退勤後の過ごし方

第6章 下からの反応(1)─国際政治経済と韓国の政治経済
1.国際政治経済
2.韓国の政治経済と財閥
 国家(政府)
3.財閥
 経済集中
 同族所有と経営
 政府と企業活動との癒着
 不公平な分配

第7章 下からの反応(2)─労働条件
1.労働時間
2.経営のコントロール
3.戦略としての人の和─文化刷新
4.メタファーを争う

結論
1.韓国の資本主義をつくる
2.韓国の伝統をつくる
3.階級
4.フリーライダー、文化中毒者、合理的愚者
〈参考文献〉

〈解説〉ジャネリ夫妻の仕事
1.ティソンディ―『祖先祭祀と韓国社会』から「韓国農村における祖先祭祀と資本主義的産業化」へ
 5つの成果
 人間関係の組み替え
2.テスン―『資本主義をつくる』
 テスン内部の〈ウリ(構造)〉と行為主体
 〈ウリ・テスン〉とその外部
3.韓国資本主義の大転換(1960~1995)――まとめ
 人情
 都市化と女性の役割の変化
 1993年初秋のティソンディ訪問記

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