日本中の学会を元気に

民話の森叢書1 グラビアンスキーの絵本ペロー昔話集

シャルル・ペロー(著/文), ヤーヌシ・グラビアンスキー(イラスト),
寺田恕子(翻訳), 樋口淳(翻訳)
発行:民話の森
販売:国際文献社

ISBN:978-4-910603-11-7 C0098 四六判 272頁

¥2,420

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※この商品は20点までのご注文とさせていただきます。

※別途送料がかかります。送料を確認する

送料・配送方法について

この商品の送料・配送方法は下記のとおりです。

  • 書籍送料

    (下記基本料金×数量) 概ね1冊→ヤマトDM便、それ以上→ヤマト宅急便で発送

    全国一律 ¥260

再入荷のお知らせを希望する

年齢確認

再入荷されましたら、登録したメールアドレス宛にお知らせします。

メールアドレス

折返しのメールが受信できるように、ドメイン指定受信で「thebase.in」と「bunken.co.jp」を許可するように設定してください。

再入荷のお知らせを希望する

再入荷のお知らせを受け付けました。

ご記入いただいたメールアドレス宛に確認メールをお送りしておりますので、ご確認ください。
メールが届いていない場合は、迷惑メールフォルダをご確認ください。
通知受信時に、メールサーバー容量がオーバーしているなどの理由で受信できない場合がございます。ご確認ください。

折返しのメールが受信できるように、ドメイン指定受信で「thebase.in」と「bunken.co.jp」を許可するように設定してください。

他オンライン書店で購入

本書の内容

絵本作家・グラビアンスキーのイラストとともに、がちょうおばさん(マザー・グース)の語るペロー『昔話集』の全てを紹介する
--------------------------------------------------------------------------
◆「赤ずきん」「シンデレラ」「眠れる森の美女」。大人も子供も、世界中の誰もが知っている昔話のすべてを、グラビアンスキーのかわいいイラストとともにお届けします。

◆グラビアンスキーは若くして亡くなりましたが、残された絵本はいまも世界中で愛され続けています。しかしこの『ペローの昔話』絵本にまさるものはありません。

◆グラビアンスキーのイラストは、ヴェルサイユの宮廷人ペローの洒落ていながら、ちょっと残酷な世界によく似合います。
--------------------------------------------------------------------------

目次

--------------------------------------------------------------------------
Ⅰ 過ぎし昔の物語とその教訓

・姫君(シャルロット・ドルレアン)への手紙  
・眠れる森の美女
・赤ずきんちゃん    
・青ひげ
・猫の親方、あるいは 長靴をはいた猫
・妖精たち
・サンドリヨン または 小さなガラスの靴
・巻き毛のリケ
・親指小僧

Ⅱ 韻文による物語

・序文
・グリゼリディス
・ロバの皮   L***(ランベール)侯爵夫人へ
・おろかな願い
・ド・ラ・C***(フィリス・ド・ラ・シャルス)嬢へ

解説
1 シャルル・ペローとは誰か 
2 ペロー昔話集の成り立ち 

主要参考文献
--------------------------------------------------------------------------

【叢書編著者解説】

民話の森 樋口淳
--------------------------------------------------------------------------
 絵本作家・グラビアンスキーのイラストとともに、がちょうおばさん(マザー・グース)の語るペロー『昔話集』の全てを紹介する。

 グラビアンスキーはポーランド出身の優れた絵本作家だが、わずか47才で1976年に亡くなってしまった。彼は、ペローだけではなくグリムやアンデルセンの「童話集」にも絵を提供しただけでなく、動物や植物を愛して、さまざまな生き物をテーマにした絵本を残した。本書は1967年に仏の出版社フラマリオンから刊行された『シャルル・ペロー昔話集』をカラーで再現した、没後50年以上を経たグラビアンスキーへのオマージュ(顕彰)である。

 ペローの昔話集には、ギュスターヴ・ドレの見事な版画入りの1862年版があるが、そこには残念なことに9話しか収められていない。それ以降今日に至るまで、ドレやグラビアンスキーほどの素晴らしい挿絵を収め、大人も子供も楽しめる『ペロー昔話集』は存在しないと言っていいだろう。しかもグラビアンスキーのフラマリオン版にはペローの残した11話の昔話が全て収められているのである。

 本書の翻訳者である寺田恕子は、大学時代に指導を受けた辻昶とともに『長靴をはいた猫』(旺文社・1977)を刊行し、ペローが残した昔話とその関連資料をほぼ完訳し、我が国のペロー研究の嚆矢となった。

 本書は、グラビアンスキーと寺田恕子の二人の優れた業績を合わせて成立したものである。ペローの11話のうち、「グリゼリディス」「ロバの皮」「愚かな願い」の3話は、当時のしきたりに従った韻文だが、日本語で韻を踏むことは不可能なので、分かりやすい読み下し文にあらためた。このことは、「ロバの皮」以降の昔話を散文での発表に切り替えたペローの意向にも沿うものであると考える。ペローとその子供たちに昔話を語った「がちょうおばさん=マザー・グース」は庶民であり、韻文で昔話を語るようなことはしなかったからである。

通報する

RELATED ITEMSこちらもおすすめ