平和研究 第59号:人権侵害から考える平和の課題
日本平和学会編
A5 / 199ページ
2023年
ジャンル:社会科学
¥2,420
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【本書の内容】
巻頭言より
本号は特集テーマに加えて,多様な自由論題投稿論文と書評を所収しており,どれも平和の探究に寄与するものである。本号が今後の人権と平和研究の発展につながることを願いたい。
【本書の目次】
巻頭言
人権の揺ぎからみえる平和の課題
中村文子,藤井広重,佐藤史郎
● 依頼論文(特集論文)
1 戦場のLGBT
——戦時性暴力の被害と国連安全保障理事会における対立 上野友也
2 移住ケア労働者をめぐる多様な脆弱性と人権保障
小川玲子
● 投稿論文(特集)
1 「被害者の政治学」と基本権制限の受容可能性
——有事法制における拉致問題・メディアの影響を事例に 尹 在彦
● 投稿原稿・研究ノート(特集)
2 加害者としての元子ども兵への正義の追求:
オングウェン事件と元子ども兵の「被害者」性の評価
小阪真也
● 投稿論文(自由論題)
3 核兵器禁止条約とポスト主権型立憲平和主義
田邉俊明
● 投稿原稿・研究ノート(自由論題)
4 フェミニストカウンセリングの心理的ケアによる平和運動
——ウィメンズカウンセリング京都における性暴力被害者のための
アドボカシー—— 相方未来
● 書評
核抑止論を正当化する文化的仕掛けを暴く
——今こそ被ばくを語る声を傾聴・代弁するために
荒木和華子
宮本ゆき『なぜ原爆が悪ではないのか——アメリカの核意識』岩波書店,
2020 年
「保護する責任」を通してみる「国際秩序論」
——国際連合事務局の権力性 赤星 聖
西海洋志『保護する責任と国際政治思想』国際書院,2021 年
文明の十字路から読み解く国際社会 中内政貴
富樫耕介『コーカサスの紛争——ゆれ動く国家と民族』東洋書店新社,
2021 年
ナショナルとトランスナショナルを往還する広島・長崎研究
宮本ゆき
柴田優呼『プロデュースされた〈被爆者〉たち——表象空間における
ヒロシマ・ナガサキ』岩波書店,2021 年
SUMMARY
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編集後記
日本平和学会設立趣意書
第25期役員
日本平和学会会則